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大学発技術で医療の「痛み」を解決し、多角的な市場展開を目指すビジネスモデル
iCUREX株式会社は、鹿児島大学発の認定ベンチャーとして、2つの事業を柱に展開。主力は「医療用キトサンゲル事業」で、慢性副鼻腔炎の術後治療における患者と医療従事者の負担を軽減するゲル状創傷被覆材を開発。まず耳鼻咽喉科領域(国内市場約10億円)で実績を築き、将来的には褥瘡、美容整形、口腔外科分野へ展開し、最終的に世界の創傷被覆材市場(2030年3兆円規模)を目指す。販売戦略は、PMDA承認後、既存販路を持つ企業との提携を計画。もう一つの「コアシェルカプセル事業」は、化粧品や農薬、工業分野を対象に、有効成分を高効率で封入する独自技術をBtoBの受託製造モデルとして提供し、顧客の付加価値創出に貢献する。
ターゲット顧客
当面の主要ターゲットは、慢性副鼻腔炎の内視鏡手術を行う大学病院や地域の中核病院の耳鼻咽喉科。将来的には、褥瘡治療を行う病院の皮膚科・形成外科、介護施設、在宅医療現場、美容外科クリニック、歯科・口腔外科クリニックへと顧客層の拡大を想定している。ターゲット役職は治療方針を決定する医師や、処置を行う医療従事者。
提供価値
患者に対しては、従来のガーゼ抜去時に伴う「鼻から脳みそが引きずり出されるような」激しい痛みから解放し、術後のQOLを劇的に向上させる価値を提供。医療従事者に対しては、複雑な鼻腔内への充填・抜去という煩雑で精神的負担の大きい作業を不要にし、術者の技術に依存しない効率的で安定した治療を可能にすることで、医療負担を軽減する価値を提供する。
収益モデル
医療用キトサンゲル事業では、クラスIII医療機器としての薬事承認取得後、医療機関向けに販売するビジネスモデルを計画。販売チャネルは既存の販路を持つ企業との提携を予定。一方、コアシェルカプセル事業では、BtoBの受託製造モデルを展開し、顧客企業の製品開発支援を通じて収益を上げる。
