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免疫寛容を誘導する細胞医薬で、移植医療の課題を解決
株式会社JUNTEN BIOは、順天堂大学の研究シーズを基盤とする大学発バイオベンチャーです。臓器移植後の拒絶反応を特異的に抑制し、免疫抑制剤が不要な状態(免疫寛容)を誘導する再生医療等製品「JB-101」を開発しています。これにより、患者が生涯免疫抑制剤を服用し続けるという課題の解決を目指します。事業モデルは、自社を研究開発に特化させ、製造販売はシスメックスとJCRファーマの合弁会社であるAlliedCel株式会社とのライセンス契約を通じて行う、という役割分担を特徴としています。
ターゲット顧客
直接的な顧客は、肝移植を実施する大学病院や専門医療機関の移植外科医、および免疫抑制療法を担当する内科医です。治療を受ける最終的な顧客は、肝移植後の患者であり、特に生涯にわたる免疫抑制剤の服用による副作用(感染症、糖尿病、腎臓病、がんなど)に苦しむ、あるいはそのリスクを懸念する患者が中心となります。
提供価値
臓器移植後の患者を「免疫抑制剤の生涯服用」という宿命から解放することです。これにより、患者は副作用や日和見感染症のリスク、そしてそれに伴う精神的・経済的負担から解放され、生活の質(QOL)を劇的に向上させ、移植前のような健常な生活を取り戻すことが期待されます。過去の臨床研究では、10名中7名の肝移植患者が免疫抑制剤から完全に離脱することに成功しています。
収益モデル
開発した誘導型抑制性T細胞(JB-101)について、AlliedCel株式会社とライセンス契約を締結し、同社が日本国内での製造販売業を担います。JUNTEN BIOは研究開発に特化し、AlliedCel社からのライセンス収入(マイルストーン、ロイヤリティ等)を得るビジネスモデルです。製品の薬価は、患者自身の細胞を加工するオーダーメイド型のため、CAR-T細胞療法「キムリア」(約3349万円)のように高額になることが予想されますが、生涯の免疫抑制剤費用や副作用治療費を削減することで、全体の医療費抑制に貢献する可能性があります。
