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低コスト・小型のCO2分離膜で、あらゆる事業者の脱炭素化を実現するファブレスモデル
株式会社OOYOOは、京都大学発のディープテック・スタートアップとして、「膜分離でネットゼロ社会を加速する」をミッションに掲げる。独自のガス分離膜技術を核に、従来はコストや設置スペースの問題で導入が難しかったCO2回収を、低コストかつ小型のモジュール型装置で提供。これにより、大規模プラントから中小企業まで、あらゆる事業者が脱炭素化に取り組める実行可能な選択肢を創出する。事業モデルは、研究開発に特化し、製造や販売はパートナー企業と協業する「ファブレス経営」を基本方針としている。
ターゲット顧客
主なターゲットは2つに大別される。 1. 大規模事業者(発電所、化学プラント、セメント工場など): 脱炭素化への社会的・政策的圧力を強く受けているが、従来のCO2回収技術は設備投資・運転コスト・設置スペースの面で負担が大きく、導入に踏み切れない企業。 2. 小規模事業者(醸造所、食品工場、中小規模の工場など): サプライチェーンからの脱炭素要求や環境意識の高まりからCO2削減を検討しているが、事業規模に見合う低コスト・省スペースな技術が存在せず、選択肢がなかった企業。特に醸造所では、発酵で生じるCO2を回収・再利用したいというニーズがある。
提供価値
本質的な価値は、これまでCO2回収を「コストやスペースの問題で断念していた」あるいは「検討すらできなかった」事業者に対し、実行可能な選択肢を提供することにある。具体的には、独自の膜技術により、従来技術(化学吸収法など)と比較してCO2回収コストを3分の1以下に抑え、装置の大幅な小型化(コンテナサイズ)を実現する。これにより、大規模事業者は低コスト・省スペースで設備を導入でき、中小事業者は事業規模に見合った投資で脱炭素化とサーキュラーエコノミー(例:回収CO2の再利用)を実現できる。
収益モデル
現在は実証実験段階のため具体的な料金体系は未公開。事業の基本方針は、自社で製造を行わない「ファブレス経営」であり、コア技術の研究開発に集中し、製造・販売はパートナー企業と協業する。将来的な収益モデルとして、中小企業向けのリーズナブルな膜分離装置の提供や、回収したCO2をサービスとして販売する「CaaS(Carbon as a Service)」を構想している。回収したCO2は、野菜の生育促進、e-fuelの原料、紙や化粧品への再利用など幅広い用途を見込んでいる。
