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iPS細胞を用いた「Off-the-shelf」のがん免疫細胞療法で、高コスト・供給課題を解決
Shinobi Therapeuticsは、iPS細胞技術と免疫回避技術を融合させ、がん治療の課題解決を目指す企業です。従来の自家細胞療法は高額で製造に時間がかかり、他家細胞療法は免疫拒絶のリスクがありました。同社は、京都大学のiPS由来T細胞作製技術とカリフォルニア大学サンフランシスコ校の免疫回避技術を組み合わせたプラットフォーム「Katana」を開発。これにより、免疫拒絶のリスクを低減しつつ、安価で高品質な治療用細胞を「Off-the-shelf(既製品)」として大量供給するビジネスモデルを構築しています。将来的には、治療コストを従来の数千万円から数十万円レベルに抑えることを目指しています。
ターゲット顧客
主なターゲットは、既存の治療法では効果が得られなかったり、高額な費用が障壁となっていたりする患者、医師、そして医療制度全体です。 1. がんや自己免疫疾患の患者: 特に、肝細胞がんや一部の肺がん、卵巣がんなどで見られるGPC3陽性の固形がん患者や、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患患者が対象です。高額な費用や製造期間、自身の細胞の状態といった制約なく治療を受けられるようになります。 2. 治療を行う医師: 複雑な製造プロセスから解放され、必要な時にすぐ治療を開始できるため、治療計画が立てやすくなり、より多くの患者に迅速な治療を提供できます。 3. 医療制度全体: 治療費を劇的に削減することで、高額な薬剤費による医療保険財政の圧迫を軽減し、持続可能な医療制度の維持に貢献します。
提供価値
同社は「Off-the-shelf」「低コスト」「低免疫原性」という3つの本質的な価値を提供します。 1. Off-the-shelf(既製品): あらかじめiPS細胞から製造・備蓄した細胞を提供するため、患者は製造を待つ必要がなく、必要な時にすぐ治療を開始できます。 2. 低コスト: iPS細胞を用いた大量生産により、1回3000万円超の自家細胞療法に対し、1回あたり数十万円から100万円程度へのコスト削減を目指しており、治療へのアクセスを飛躍的に向上させます。 3. 低免疫原性: 独自の免疫回避技術により、他家細胞移植で問題となる拒絶反応のリスクを低減。免疫抑制剤の使用を避け、安全な治療が期待できます。
収益モデル
現在は研究開発段階であり、確定した料金モデルは公開されていません。将来的なビジネスモデルとして、開発した治療法や技術プラットフォームに関して、国内外の大手製薬企業や機器開発企業との共同開発、販売ライセンス契約の締結、技術のライセンス提供などが想定されています。
