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CATALYST 特集

嗅覚デジタル化の注目スタートアップ

映像や音響に続き、五感の一つである「嗅覚」をデジタル化する技術が注目を集めています。ニオイを測定・言語化するセンサー技術や、デジタルデータから香りを再現する嗅覚ディスプレイなど、多様なアプローチが進んでいます。本特集では、嗅覚デジタル化の領域で革新的な技術開発に挑むスタートアップを紹介します。

掲載 2最終更新: 2026年6月11日

五感の中で最もデジタル化が困難とされてきた「嗅覚」の領域において、近年、技術革新が急速に進んでいます。従来の技術では、特定の化学物質の検出や、液体の噴霧による大まかな芳香にとどまっており、多様な匂いを高精度に識別することや、香りを意図した通りに制御することは困難でした。しかし、センシング技術や制御技術の進化により、匂いをデジタルデータとして扱い、自在に再現・活用する「嗅覚デジタル化」が現実のものとなりつつあります。

本特集では、この嗅覚デジタル化の最前線を走るスタートアップを紹介します。生物の嗅覚を模倣したセンサーとAIを組み合わせることで、複雑な匂いをパターンとして可視化する入力技術。そして、ハード・ソフト・マテリアルを統合し、香りを0.1秒単位で制御してピンポイントに届ける出力技術。これら「入力」と「出力」の両面からアプローチする革新的な技術力と、それらがもたらす新たな可能性に迫ります。

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株式会社アロマビット

香りの言葉を創る会社

生物の嗅覚を模倣し、多様な匂いをパターンとして可視化する「ニオイイメージングセンサー」を開発しています。センサー上の吸着膜が匂い分子に反応してデジタルパターンを生成し、AIで識別する仕組みです。大学発の基盤技術を応用し、現在は京セラとの協業により超小型・低コストな「CMOS型センサー」の開発を推進。スマートフォンや家電など、日常の多様なデバイスへの搭載実現を目指しています。

株式会社アロマビットの詳細データを見る
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株式会社アロマジョイン

香りをデジタル化し、映像や音響に加えて、感性豊かな香りコミュニケーションチャンネルを構築すると共に世界中の人々が香りでつながる文化の創出

ハード、ソフト、固形香料カートリッジを自社で一貫開発し、独自の「香りの時空間制御技術」を提供しています。気体噴射方式を採用することで、従来の液体噴霧式で課題だった香りの残留や切り替えの遅さを克服。0.1秒単位での瞬時の香り切り替えと、狙った空間へのピンポイントな噴射を可能にしました。映像や音響と連動した、精密な香りの演出や制御を実現する技術として注目されます。

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