こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2018年12月5日、新素材の開発を手がけるTBMは、バイオプラスチックの改質剤開発を行うバイオワークスの買収を公表しました。本件の買収金額は非公開となっています。このM&Aにより、両社は環境配慮型の素材開発において連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させます。
買収企業と被買収企業の紹介
TBMは、石灰石を主原料とした環境配慮型の新素材であるLIMEXの開発や製造、販売を行っている企業です。プラスチックや紙の代替素材として、資源枯渇問題や環境負荷の低減に貢献するソリューションを提供しています。持続可能な循環型社会の形成を目指し、国内外で事業を積極的に展開しています。
バイオワークスは、バイオプラスチックの改質剤開発に取り組むスタートアップ企業です。植物由来の生分解性プラスチックの課題を克服し、その機能性を向上させる独自の改質剤や素材の開発に強みを持っています。環境に優しい次世代素材の実用化と普及を目指して事業を展開しています。
発生の背景
世界的にプラスチックごみ問題や地球温暖化への対策が急務となる中、環境負荷の低い代替素材への需要が急速に高まっています。このような業界動向を背景に、TBMは自社の素材開発力とバイオワークスが持つバイオプラスチックの改質技術を融合させることを目指しました。両社の強みを掛け合わせることで、より高付加価値な環境配慮型素材の市場投入を狙う戦略的な背景があります。
想定されるシナジー
- バイオワークスの改質技術を活用することで、TBMが展開する環境配慮型素材の機能性や品質をさらに向上させることができます。
- 両社が持つ素材開発の知見や技術を融合し、新たな環境負荷低減素材の共同開発を加速させます。
- TBMの持つ国内外の販売ネットワークを通じて、バイオワークスの技術を用いた製品の市場展開をスピーディーに進めることが可能になります。
まとめ
本M&Aは、化学業界における環境配慮型素材のイノベーションを加速させる重要な一歩となります。TBMとバイオワークスの技術シナジーにより、プラスチック代替市場における競争力が一層強化されることが期待されます。持続可能な社会の実現に向けて、両社が一体となって新たな価値を創造していくことが見込まれます。