こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2018年7月5日、セイノーホールディングスグループで配送事業を展開するココネット(セイノーHDグループ)は、ネットスーパー開設支援を手がけるベクトルワンの買収を公表しました。このM&Aは、小売業界におけるラストワンマイル配送とデジタル化の融合を目指すものです。なお、今回の買収金額は非公開となっています。
買収企業と被買収企業の紹介
ココネット(セイノーHDグループ)は、主に食品や日用品のラストワンマイル配送や買い物弱者支援サービスを展開する企業です。ネットスーパーの配送受託や、地域の御用聞きサービスなどを通じて、生活密着型の物流インフラを提供しています。
ベクトルワンは、小売事業者を対象にネットスーパーの開設や運営を支援するシステムを提供するスタートアップです。店舗の商品管理や受注システムなど、ネットスーパーの立ち上げに必要なITソリューションを開発・提供しています。
発生の背景
近年、高齢化や共働き世帯の増加に伴い、ネットスーパーや食品宅配の需要が急速に高まっています。小売業界においてオンライン化と配送体制の構築が急務となる中、両社はシステムと物流の強みを統合することで、この市場ニーズに応えようとしました。
想定されるシナジー
- ベクトルワンのネットスーパー開設システムと、ココネット(セイノーHDグループ)の配送網を組み合わせることで、小売店に対してシステム構築から配送までの一気通貫したサービスを提供できます。
- ネットスーパーの導入を検討する小売事業者に対し、初期のシステム構築ハードルを下げ、迅速な事業立ち上げを支援することが可能になります。
- 配送効率の最適化や受注データの連携により、ラストワンマイル物流のさらなる効率化とサービス品質の向上が期待されます。
まとめ
本M&Aは、物流とITシステムという互いの強みを補完し合うことで、ネットスーパー市場の拡大に対応する戦略的な取り組みです。ココネット(セイノーHDグループ)は、ベクトルワンの技術力を取り込むことで、小売業のデジタルシフトを強力に支援する体制を整えました。