こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2018年2月27日、帝人はヘルスケア分野のスタートアップであるメドテックハートの買収を公表しました。本件の買収金額は非公開となっています。この買収により、帝人は医療機器事業における新たな技術基盤の獲得と事業領域の拡大を目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
帝人は、マテリアル、ヘルスケア、ITなどの多様な分野でグローバルに事業を展開する大手企業です。ヘルスケア事業においては、医薬品や在宅医療機器の提供を通じて、患者のQOL(生活の質)向上に貢献しています。
メドテックハートは、高度な医療機器の研究開発を行うスタートアップ企業です。特に、重症心不全治療などに用いられる血液ポンプ(補助人工心臓)の分野において、独自の優れた技術力を有しています。
発生の背景
医療ニーズの高度化や多様化が進むヘルスケア業界において、革新的な医療機器の開発は重要な課題となっています。帝人は自社のヘルスケア事業をさらに強化するため、先進的な循環器領域の技術を持つメドテックハートの取り込みを決定しました。
想定されるシナジー
- 帝人が培ってきた医療機器の製造・販売ネットワークを活用することで、メドテックハートが開発する血液ポンプの市場投入と普及を加速させます。
- 帝人の持つ素材技術や生産技術を融合させることで、より安全性と信頼性の高い次世代医療機器の共同開発が可能となります。
- 両社の研究開発リソースを統合することにより、循環器疾患分野における新たな医療ソリューションの創出力を高めます。
まとめ
本買収は、大手企業である帝人の事業基盤と、スタートアップであるメドテックハートの革新的な技術を融合させる取り組みです。この協業により、高度医療機器分野における日本の技術力の向上と、患者への新たな治療選択肢の提供が期待されます。