こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2017年2月6日、大手電気通信事業者であるKDDIは、観光・インバウンド領域で急成長するLoco Partnersの買収を公表しました。本買収の金額は非公開となっています。このM&Aにより、KDDIはライフデザイン事業の更なる強化と、旅行・観光分野への本格的な参入を図ります。
買収企業と被買収企業の紹介
KDDIは、携帯電話や光回線などの電気通信事業を中核とする日本の大手総合通信事業者です。近年は通信事業にとどまらず、コマース、金融、エンターテインメントなどのライフデザイン領域におけるサービス拡充に注力しています。
Loco Partnersは、一流旅館・ホテルに特化した宿泊予約サイトを運営するスタートアップです。独自の審査基準をクリアした満足度の高い宿泊施設のみを厳選して紹介しており、国内外の旅行者から高い支持を得ています。
発生の背景
スマートフォンの普及や訪日外国人観光客の増加に伴い、観光・インバウンド市場は急速な成長を遂げていました。このような背景から、KDDIは通信以外のライフデザイン領域における顧客接点を強化し、魅力的な体験型サービスを提供するためのパートナーを模索していました。
想定されるシナジー
- KDDIの抱える大規模な会員基盤や決済サービスを活用し、Loco Partnersの宿泊予約サービスの利用者を大幅に拡大します。
- 両社の強みを融合させることで、訪日外国人を含む国内外の旅行者に対して、よりシームレスで付加価値の高い旅行体験を提供します。
- 通信サービスと宿泊予約という日常・非日常のサービスを連携させ、顧客のエンゲージメント向上とライフデザイン経済圏の活性化を推進します。
まとめ
本M&Aは、通信キャリア大手のKDDIが観光・インバウンドという成長市場へ本格参入するための重要な試みです。Loco Partnersが持つ高品質な宿泊予約サービスとKDDIの事業基盤が融合することで、新たな体験価値の創出が期待されます。