こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2017年1月26日、DMM.comは音楽アプリを展開するスタートアップであるnana musicの買収を公表しました。本件はエンタメ業界における注目のM&Aであり、買収金額は非公開となっています。DMM.comの豊富な事業基盤とnana musicの持つコミュニティ力を掛け合わせ、さらなる成長を目指す取り組みです。
買収企業と被買収企業の紹介
DMM.comは、動画配信やオンラインゲーム、電子書籍など、多岐にわたるエンターテインメント事業を展開する企業です。常に先進的なテクノロジーやサービスを取り入れ、幅広いユーザー層に向けて多様なデジタルコンテンツを提供しています。近年はスタートアップの買収や新規事業の創出にも積極的に取り組んでいます。
nana musicは、スマートフォンで歌声や楽器演奏を録音・共有できる音楽コラボレーションアプリを運営するスタートアップです。ユーザー同士が音声を重ね合わせて共同で音楽を制作できる、独自のコミュニティ機能が強みとなっています。特に若い世代を中心に、音楽を通じた新しいコミュニケーションプラットフォームとして支持を集めています。
発生の背景
スマートフォンの普及に伴い、SNSやアプリを通じた個人発信のエンタメコンテンツやコミュニティが急速に拡大していました。DMM.comはさらなる事業多角化と若年層ユーザーの獲得を目指しており、独自のコミュニティを持つサービスとの連携を模索していました。このような背景から、音楽領域で強固なユーザー基盤を持つnana musicとのシナジーが期待され、本買収に至りました。
想定されるシナジー
- DMM.comが持つ豊富な開発リソースやノウハウを投入することで、nana musicのアプリ機能拡充やシステム基盤の強化が期待されます。
- DMM.comの多様なエンタメサービスと連携し、nana musicのユーザーに対して新たなコンテンツや共同イベントなどの付加価値を提供できます。
- nana musicが抱える若年層のクリエイターコミュニティを活用し、DMM.comグループ全体における新規ユーザー層の開拓や新規事業の創出に繋がります。
まとめ
本M&Aは、エンタメ大手のDMM.comが、独自の音楽コミュニティを持つnana musicを傘下に収めた象徴的な事例です。両社の強みを融合させることで、音楽を通じた新しいエンターテインメント体験の提供と、さらなるプラットフォームの成長が期待されます。今後もこのような大手企業とスタートアップによる協業は、業界の活性化を牽引していくと考えられます。