こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2024年3月12日、インフォマートはバックオフィス業務効率化を手掛けるスタートアップのタノムを買収することを公表しました。本M&Aの買収金額は約23.9億円となっています。この統合により、両社は食品流通業界における受発注業務のさらなるデジタル化と効率化を目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
インフォマートは、企業間の商取引を電子化するBtoBプラットフォームを運営する業界のリーディングカンパニーです。特にフード業界における受発注や請求書の電子化において高いシェアを誇っています。バックオフィス業務の効率化やペーパーレス化を推進し、企業の生産性向上を支援しています。
タノムは、卸業者向けの販促・受発注システムを開発・運営するスタートアップです。スマートフォンなどを通じて、卸業者とその取引先が簡単に発注や販促活動を行える仕組みを提供しています。現場の使いやすさにこだわったシステム設計で、アナログな受注業務のデジタル化を推進しています。
発生の背景
食品流通業界やバックオフィス業務においては、依然として電話やFAXによるアナログな受発注業務が多く残っており、デジタル化による効率化が急務となっています。インフォマートは既存プラットフォームの価値向上を目指しており、タノムの持つモバイル特化型の受発注・販促ソリューションを取り込むことで、より幅広い顧客ニーズに対応する戦略をとっています。
想定されるシナジー
- インフォマートの広範な顧客基盤とタノムのモバイル受発注システムを組み合わせることで、新規顧客の獲得やクロスセルを加速させます。
- 両社の技術やノウハウを融合し、卸業者と飲食店の双方にとってより利便性の高いシームレスな受発注プラットフォームを構築します。
- 販促機能と受発注機能の連携を強化し、食品流通業界における取引の活性化とバックオフィス業務のさらなる効率化を実現します。
まとめ
本M&Aは、インフォマートが約23.9億円を投じてタノムをグループに迎え、バックオフィス業務効率化を加速させる重要な一手です。両社の強みを掛け合わせることで、食品流通業界におけるデジタルトランスフォーメーションがさらに進展することが期待されます。今後、シナジー創出による両社の事業成長と、業界全体の生産性向上に注目が集まります。