こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2017年11月29日、ベクトルはブランドコントロールの買収を公表しました。このM&Aの買収金額は約10.7億円となっています。本買収により、ベクトルは自社のサービスポートフォリオを拡充し、顧客企業への提供価値向上を目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
ベクトルは、企業のPR活動を総合的に支援する大手PRグループ企業です。戦略的なコミュニケーションの企画立案からデジタルマーケティング、メディアを通じた情報発信まで、幅広いソリューションを展開しています。企業の認知拡大やブランディングにおいて、市場で強力な支援体制を構築しています。
ブランドコントロールは、インターネット上におけるブランドリスク監視などのサービスを提供する企業です。企業のブランド価値を脅かすネット上の風評被害やリスクを早期に検知し、適切な対策を講じる支援を行っています。デジタル社会における企業の危機管理において、重要な役割を担っています。
発生の背景
SNSやインターネットの普及に伴い、企業は予期せぬ風評被害やブランド毀損のリスクに直面する機会が増加しています。このような環境下で、企業には「攻め」のPR活動だけでなく、「守り」のリスクマネジメントを統合したコミュニケーション戦略が求められるようになりました。ベクトルは、顧客企業に対してより包括的なブランド支援を提供するため、リスク監視に強みを持つ同社の買収を決定しました。
想定されるシナジー
- ベクトルの広範な顧客基盤に対して、ブランドコントロールのリスク監視サービスを提案することで、クロスセルの実現と顧客単価の向上が期待できます。
- 攻めのPRと守りのリスクマネジメントをワンストップで提供することにより、顧客企業のブランド価値をより強固に保護・向上させる体制が整います。
- 両社が持つデジタル領域の知見やノウハウを融合させることで、新たなリスク対策ソリューションの共同開発が可能になります。
まとめ
本M&Aは、ベクトルがPR領域からリスクマネジメント領域へとサービスを拡張する重要な施策となりました。約10.7億円の投資を通じて、同社はクライアントのブランド価値を総合的に守り高める体制を強化しています。デジタル化が進む市場において、両社のシナジーによるさらなる事業成長が期待されます。