こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2020年2月27日、JMDCはヘルスケア分野におけるデータ事業の強化に向けて、ミーカンパニーの買収を公表しました。本件の買収金額は約10.5億円となっています。この買収により、両社の持つ医療・ヘルスケア関連データの統合とさらなる価値創出が目指されます。
買収企業と被買収企業の紹介
JMDCは、医療ビッグデータの蓄積および分析・活用を推進するリーディングカンパニーです。健康保険組合などから得られるレセプトデータや健診データを活用し、製薬企業や保険会社向けに多様なデータサービスを提供しています。
ミーカンパニーは、全国の医療機関、薬局、介護事業所のデータベースを提供するスタートアップです。公的情報などを独自に収集・統合し、高精度で網羅的な医療機関マスターデータを構築・提供しています。
発生の背景
ヘルスケア業界では、医療費適正化や地域医療の最適化に向けて、データの高度な利活用が急務となっています。JMDCの持つ患者側のデータと、ミーカンパニーの持つ医療機関側のデータを組み合わせることで、より包括的なヘルスケアデータプラットフォームの構築を目指す背景がありました。
想定されるシナジー
- JMDCのレセプトデータとミーカンパニーの医療機関データベースを連携させ、より詳細な医療分析サービスの提供を可能にします。
- 両社の顧客基盤を相互に活用することで、製薬企業や保険会社に対する新規ソリューションの提案やクロスセルを促進します。
- 地域医療や介護分野におけるデータ連携を強化し、地域包括ケアシステムの構築を支援する新たなサービス開発を加速します。
まとめ
本M&Aは、ヘルスケアデータ領域における強みを持った両社の補完的な統合事例です。約10.5億円の投資を通じて、JMDCは医療機関データの網羅性を飛躍的に高めました。今後は統合されたデータベースを強みに、日本の医療DXを牽引する存在としての成長が期待されます。