こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2018年8月30日、楽天は仮想通貨交換業を営むみんなのビットコインを約2.7億円で買収することを公表しました。この買収により、楽天はWeb3・ブロックチェーン領域への参入を本格化させ、新たな金融サービスの創出を目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
楽天は、ECモール「楽天市場」を中心に、フィンテック、モバイル、デジタルコンテンツなど多岐にわたるサービスを展開するインターネット企業です。独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を構築し、国内外で多様なライフスタイルをサポートしています。
みんなのビットコインは、Web3・ブロックチェーン業界において仮想通貨交換業を展開するスタートアップです。暗号資産の取引プラットフォームを提供し、ユーザーが安全に取引を行える環境の整備に努めています。
発生の背景
当時は決済手段としての暗号資産への注目が高まっており、金融分野におけるブロックチェーン技術の活用が急速に進んでいました。楽天は自社の決済サービスやポイント経済圏のさらなる価値向上に向けて、仮想通貨交換業への参入機会を模索していました。
想定されるシナジー
- 楽天が提供する多様な決済サービスやポイントプログラムと、みんなのビットコインの暗号資産取引機能を融合させた新たな決済体験の提供。
- 楽天グループが培ってきた強固なセキュリティ体制や顧客保護のノウハウを適用することによる、取引サービスの信頼性向上。
- ブロックチェーン技術の活用による、楽天エコシステム内での新たな価値移転やフィンテックサービスの開発加速。
まとめ
本買収は、楽天が暗号資産やブロックチェーン技術を自社エコシステムに取り込むための重要な戦略的投資となりました。みんなのビットコインの技術力を傘下に収めることで、次世代のフィンテックサービスの展開に向けた基盤が強化されました。