こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2020年10月7日、クラウドソーシング大手のランサーズは、メンターマッチングサイトを運営するイリテクの買収を公表しました。本件の買収金額は約2.2億円となっています。このM&Aにより、ランサーズは個人間の学びやスキルシェア領域への事業拡大を推進します。
買収企業と被買収企業の紹介
ランサーズは、日本最大級のクラウドソーシングプラットフォームを運営する人材・HR企業です。フリーランスと企業をマッチングするサービスを中心に、多様な働き方を支援する事業を展開しています。近年は、個人のスキルアップやキャリア支援に関するサービス領域の強化にも注力しています。
イリテクは、個人がスキルを教え合うメンターマッチングサイトを開発・運営するスタートアップです。プログラミングやデザインなどの専門知識を持つメンターと、学びたい学習者をオンラインでつなぐプラットフォームを提供しています。個人が自立してスキルを身につけ、活躍するための基盤として成長を遂げています。
発生の背景
近年、働き方の多様化やリスキリングへの関心の高まりを背景に、個人のスキル習得を支援するサービスの需要が拡大しています。ランサーズはフリーランスの活躍を支援する中で、登録ユーザーのスキルアップ機会の提供が重要な課題となっていました。こうした中、教育・メンター領域で強みを持つイリテクを傘下に収めることで、サービス価値の向上を目指したと考えられます。
想定されるシナジー
- ランサーズの会員基盤に対してイリテクのメンターマッチングサービスを訴求し、フリーランスのスキルアップを促進します。
- イリテクのサービスでスキルを身につけたユーザーが、ランサーズを通じて案件を獲得するという一気通貫のキャリア支援サイクルを構築します。
- 両社が持つ人材・HR領域のノウハウを融合させることで、新規ユーザーの獲得やプラットフォーム全体の活性化を図ります。
まとめ
本M&Aは、ランサーズがフリーランスの仕事獲得だけでなく、スキルアップまでを支援するエコシステムを強化するための重要な一手です。約2.2億円でのイリテクの買収により、両社のサービスシナジーによるプラットフォームの活性化が期待されます。今後、個人が学び、働くための総合的な支援体制の構築が進むと注目されます。