こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2022年2月13日、メディカル・データ・ビジョンは医療サービスを展開するスタートアップであるAIR BIOSの買収を公表しました。本件の買収金額は非公開となっています。ヘルスケア業界における両社の強みを掛け合わせ、新たな価値創造を目指す取り組みです。
買収企業と被買収企業の紹介
メディカル・データ・ビジョンは、医療機関向けに経営支援システムなどを提供するとともに、国内最大規模の診療データベースを構築・運営している企業です。蓄積された医療ビッグデータを活用し、製薬会社や研究機関向けにデータ分析サービスを提供しています。さらに、個人が自らの健康情報を管理できるPHR(パーソナルヘルスレコード)サービスの普及にも注力しています。
AIR BIOSは、利便性の高い医療サービスを提供するヘルスケア分野のスタートアップです。主にオンライン診療の支援や郵送検査サービスなど、デジタル技術を活用して医療へのアクセスを容易にするソリューションを展開しています。患者と医療機関を繋ぐことで、医療の効率化と患者の利便性向上に貢献しています。
発生の背景
近年、ヘルスケア業界ではデジタル技術を活用したオンライン診療や、個人が主体的に健康を管理するPHRの重要性が急速に高まっています。メディカル・データ・ビジョンは、自社の強みである医療ビッグデータやネットワークを活かし、さらなるサービス領域の拡大を模索していました。このような背景から、医療サービスにおいて機動的な展開力を持つAIR BIOSとの連携が決定されました。
想定されるシナジー
- メディカル・データ・ビジョンが持つ広範な医療機関ネットワークを通じて、AIR BIOSの医療サービスの導入拡大を図ります。
- AIR BIOSのオンライン診療や検査サービスと、メディカル・データ・ビジョンのPHRサービスを連携させ、個人向け健康管理の利便性を向上させます。
- 両社の技術とデータを融合させることで、予防医療から治療支援までを一貫してサポートする新たなヘルスケアサービスの開発を目指します。
まとめ
本M&Aは、医療ビッグデータを持つメディカル・データ・ビジョンと、機動的な医療サービスを展開するAIR BIOSによる、ヘルスケア分野での強力なシナジーを狙ったものです。両社のサービスが統合されることで、患者や医療機関にとってより付加価値の高いデジタルヘルスケア環境が提供されることが期待されます。今後、両社がどのように連携を深め、新たな医療体験を創出していくのか注目が集まります。