こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2020年6月8日、総合物流企業の鈴与は、AIソリューションを提供するアライズイノベーションの買収を公表しました。本M&Aはバックオフィス業務効率化の推進を目的としており、買収金額は非公開となっています。両社のリソースを融合させることで、サービス品質の向上とデジタル化の加速を目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
鈴与は、港湾運送や国内・国際物流などを幅広く手がける総合物流企業です。物流事業を核としながら、関連する多様な事業を展開し、顧客のサプライチェーンを支えています。近年はデジタル技術を積極的に取り入れ、物流プロセスの効率化やDX推進に注力しています。
アライズイノベーションは、AI技術を活用したソリューション開発を行うスタートアップです。特にAI OCRなどの高度な認識技術を用いた、バックオフィス業務の自動化やペーパーレス化を支援するサービスを提供しています。企業の業務効率化をテクノロジーの力で実現することに強みを持っています。
発生の背景
物流業界や企業のバックオフィス部門では、深刻な労働力不足を背景に、業務のデジタル化や効率化が急務となっています。鈴与は自社および顧客のDXを強力に推進するため、高度なAI技術を持つパートナーとの連携を模索していました。こうした中、AIソリューションで実績のあるアライズイノベーションとの協業体制を強固にすべく、本買収が合意されました。
想定されるシナジー
- 鈴与が展開する物流やバックオフィス業務において、アライズイノベーションのAI技術を導入し、帳票入力などの定型業務を大幅に効率化します。
- アライズイノベーションのAIソリューションと鈴与の顧客基盤を組み合わせ、新たな業務効率化サービスを共同で開発・提供します。
- 鈴与グループ全体のデジタル変革を加速させ、データ活用による付加価値の高いサービス提供体制を構築します。
まとめ
本M&Aは、総合物流企業の鈴与がAIスタートアップのアライズイノベーションをグループに迎えることで、DXを加速させる重要な一歩です。両社の強みが融合することで、バックオフィス業務の効率化だけでなく、新たなデジタルサービスの創出が期待されます。業界の変革をリードするシナジーの具現化が注目されます。