こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2020年4月8日、ソフトウェアテストや品質保証事業を手がけるSHIFTは、リユース業を展開するエスエヌシーの買収を公表しました。本件の買収金額は非公開となっています。この取り組みにより、SHIFTは自社グループのサービス領域をさらに拡大することを目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
SHIFTは、ソフトウェアの品質保証およびテスト事業をメインに展開している企業です。金融、流通、エンターテインメントなど幅広い業界に対して、ITシステムの品質向上を支援するサービスを提供しています。近年は積極的なM&Aを通じて、グループ全体の事業領域や開発体制を強化しています。
エスエヌシーは、パソコンやサーバーなどのIT機器を中心としたリユース事業を展開する企業です。使用済みIT機器の回収から、高度なセキュリティ基準に基づくデータ消去、機器の再生、そして販売までを一貫して手がけています。企業のIT資産の適正な処分や有効活用を支援するサービスに強みを持っています。
発生の背景
企業のIT投資が活発化する中、IT機器のライフサイクルマネジメントや情報セキュリティへの関心はますます高まっています。SHIFTは、ソフトウェア領域に留まらず、ハードウェアの処分やリユースといった領域にもサービスを広げることで、顧客の多様なニーズに応える体制を整えたいという狙いがありました。このような背景から、リユース分野で実績を持つエスエヌシーとの統合が合意されました。
想定されるシナジー
- SHIFTが持つ広範な顧客基盤に対して、エスエヌシーのIT機器リユースやデータ消去サービスを提案することで、グループ内でのクロスセルが期待されます。
- エスエヌシーのIT機器調達・再生ノウハウを活用することで、SHIFTグループ内における開発用端末などの調達コスト削減や効率化が図れます。
- ソフトウェアの品質保証からハードウェアのライフサイクル管理まで、ITシステムに関わる一連のプロセスをワンストップで支援する体制が構築されます。
まとめ
本M&Aは、ソフトウェア品質保証のリーディングカンパニーであるSHIFTが、IT機器のリユースに強みを持つエスエヌシーを傘下に収めた戦略的な事例です。両社の専門性を組み合わせることで、顧客に対してより付加価値の高い包括的なITソリューションの提供が可能となります。今後、両社の強みを活かしたシナジーの創出と、さらなる事業成長が期待されます。