こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2020年3月31日、オンライン旅行事業を展開するエアトリは、Wi-Fiレンタル事業を手掛けるグローバルモバイルの買収を公表しました。観光・インバウンド業界におけるサービス拡充を目的とした取引であり、買収金額は非公開となっています。両社の強みを融合させることで、旅行者への提供価値をさらに高めることを目指しています。
買収企業と被買収企業の紹介
エアトリは、総合旅行プラットフォーム「エアトリ」の運営を中心に、オンライン旅行事業(OTA)を主軸として展開する企業です。国内・海外の航空券やホテル、ツアーなどの予約サービスを幅広く提供し、旅行者の利便性向上に努めています。近年はITオフショア開発や投資事業など、多角的なビジネス展開も進めています。
グローバルモバイルは、海外旅行客や訪日外国人向けにWi-Fiルーターのレンタルサービスを提供するスタートアップです。旅行先でも快適にインターネットを利用できる通信環境を手軽に提供し、多くの旅行客から支持を得ています。インバウンドおよびアウトバウンド双方の旅行シーンにおいて、快適な移動を支える事業を展開しています。
発生の背景
観光・インバウンド業界において、旅行予約だけでなく現地での通信環境の確保といった周辺サービスの重要性が高まっています。エアトリは自社の旅行プラットフォームの付加価値を高め、顧客体験を向上させるための周辺事業の取り込みを模索していました。このような背景から、旅行に不可欠な通信インフラを提供するグローバルモバイルとの連携が合意に至りました。
想定されるシナジー
- エアトリの旅行予約サービスを利用する顧客に対して、グローバルモバイルのWi-Fiレンタルをクロスセルすることで、顧客単価の向上が期待されます。
- 両社の顧客基盤を相互に活用することで、新規顧客の獲得コストを抑制しつつ、効率的なプロモーションを展開できます。
- 旅行予約から現地での通信環境の提供までをシームレスに提供することで、旅行者の利便性を高め、顧客満足度の向上につながります。
まとめ
本M&Aは、オンライン旅行事業のリーディングカンパニーであるエアトリが、旅行に不可欠な通信インフラを持つグローバルモバイルを傘下に収める重要な戦略的決定です。観光・インバウンド市場におけるワンストップな旅行サービスの提供を目指し、両社の強みを活かしたシナジー創出が期待されます。今後のサービス連携による、両社のさらなる事業成長が注目されます。