こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2020年2月24日、ビジョナルはトラボックスの買収を公表しました。本M&Aは、ビジョナルが運輸・物流業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進することを目指して実施されたものです。なお、買収金額については非公開となっています。
買収企業と被買収企業の紹介
ビジョナルは、プロフェッショナル人材向け転職プラットフォームなどを展開する企業グループです。HRテック領域で培った技術力や事業開発力を活かし、様々な産業の生産性向上やDXを推進する新規事業を展開しています。
トラボックスは、荷主と運送会社をオンラインでつなぐ物流データプラットフォームを運営するスタートアップです。運送効率の向上や空車情報のマッチングなど、運輸・物流業界における業務効率化を支援するサービスを提供しています。
発生の背景
運輸・物流業界では、深刻な人手不足やアナログな業務プロセスによる非効率性が大きな課題となっています。ビジョナルは、自社の強みであるテクノロジーと事業開発ノウハウを活かし、この巨大な産業の課題解決に参入する戦略をとりました。
想定されるシナジー
- ビジョナルが持つIT技術やマーケティングノウハウを投入することで、トラボックスの物流プラットフォームの機能強化や顧客基盤の拡大が期待されます。
- ビジョナルの人材採用支援における強みを活かし、トラボックスの顧客である物流企業の人手不足という課題解決に貢献できます。
- 両社の強みを融合させることで、運輸・物流業界における新たなDXソリューションの共同開発や事業創出を加速させます。
まとめ
本M&Aは、HRテックから他産業のDXへと事業領域を広げるビジョナルの成長戦略を象徴する事例です。トラボックスが持つ物流業界での実績とビジョナルの事業開発力が融合することで、物流業界の課題解決が大きく前進することが期待されます。