こちらではウェブサイトの情報を元にしたスタートアップのM&A/買収事例に関するシナジーや背景などを掲載しております。掲載情報に内容などはリサーチした段階での情報ですので詳細は各社のウェブサイトをご確認ください。FIRST CVCでは他にも多くのスタートアップのM&Aに関する情報を提供していますので、ご確認ください。
概要
2019年7月4日、エムスリーはリハビリ専門職向けメディアを展開するメディカルエージェンシーの買収を公表しました。本件の買収金額は非公開となっています。この買収により、エムスリーは医療・ヘルスケア領域における専門職向けプラットフォームのさらなる拡充を目指します。
買収企業と被買収企業の紹介
エムスリーは、医療従事者向けポータルサイト「m3.com」を運営する業界最大手の企業です。医師をはじめとする多くの医療従事者に対して、最新の医療情報や医薬品情報の提供を行っています。また、製薬企業向けのマーケティング支援や、医療機関向けの各種ソリューション事業も幅広く展開しています。
メディカルエージェンシーは、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職向けメディアを運営するスタートアップです。専門性の高い情報発信を通じて、リハビリ業界の発展や従事者のキャリア支援を行っています。リハビリ領域において、高い認知度と強固なユーザー基盤を有していることが特徴です。
発生の背景
高齢化社会の進展に伴い、リハビリテーション医療の重要性は年々高まっており、関連する専門職の役割も拡大しています。エムスリーは、主軸である医師向けサービスに加え、コメディカル領域へのアプローチ強化を進めていました。このような背景から、リハビリ専門職向けに強みを持つメディカルエージェンシーとの統合が合意されました。
想定されるシナジー
- エムスリーの持つ広範な医療ネットワークとメディカルエージェンシーのメディアを連携させ、リハビリ専門職向けサービスの認知度を向上させます。
- 「m3.com」の会員基盤を活用することで、メディカルエージェンシーのメディア会員のさらなる獲得やコンテンツの拡充を図ります。
- 医師とリハビリ専門職の双方にアプローチできる体制を構築し、医療機関や関連企業に対する新たなマーケティング支援サービスの開発を目指します。
まとめ
本買収は、エムスリーが医療業界におけるプラットフォームとしての影響力をさらに強固にするための重要な一歩です。メディカルエージェンシーのリハビリ専門職向けメディアが加わることで、コメディカル領域におけるサービス展開が加速することが期待されます。両社の強みを融合させることで、日本の医療・介護現場における課題解決に大きく貢献していくと考えられます。