コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の立ち上げは、企業にとって戦略的に重要な取り組みです。以下に、立ち上げに向けた各ステップの詳細とベストプラクティスを解説します。
FIRST CVCではCVCの設立や立ち上げ支援などを行っていますので、CVCの設立検討でお悩みの方はご連絡ください。
業界調査は、CVCの立ち上げにおいて最初に行うべき重要なステップです。これには以下の活動が含まれます:
業界調査は、自社と関連のある業界での技術動向や注目されているスタートアップを把握するために不可欠です。これにより、以下のメリットが得られます:
投資目的の整理は、CVCの方向性を決定する上で重要です。戦略リターンを重視するCVCが多いという印象を持つ方も多いと思いますが、当社調査では明確な事業シナジーがなくても投資するCVCが多いという結果が出ています。(シナジー前提でない投資が可能77%) このステップでは以下を行います:
明確な投資目的を持つことは、以下の理由から重要です:
投資スキームの検討は、CVCの実行フェーズに向けた重要なステップです。ここでは以下を行います。代表的な投資スキームのメリット・デメリットについては下記ページでも解説していますので、参考にしてください。
適切なスキームを選択することは、以下の理由から重要です:
最後に、組織人事制度の検討は、CVCの持続的な成功のために重要です。特にトップの意思決定を引き出した上で、投資意思決定を行える体制を構築する必要があります。
適切な組織人事制度を構築することは、以下の理由から重要です:
下記の当社調査でも経営層のコミットメントが高い仕組みやコミュニケーションをとれている方がリーディングCVCの割合が高いことがわかります。
CVCの立ち上げは複雑なプロセスですが、これら4つのステップに焦点を当てることで、企業は持続可能で成功するCVCを構築する強固な基盤を作ることができます。各ステップを丁寧に実行し、必要に応じて専門家の助言を得ることで、CVCを通じた企業価値の向上と競争力の強化が期待できます。
弊社の事業・サービスに関するお問い合わせや資料請求、 支援のご依頼、コミュニティ入会やイベント参加のお申し込みなど、お問い合わせ・資料請求・お申し込みはこちらからお気軽にご連絡ください。