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CATALYST 特集

複合プラスチックリサイクル技術を持つ注目スタートアップ特集

従来は分別や再利用が困難とされ、焼却や埋め立て処分されてきた複合プラスチックのリサイクルに挑むスタートアップを紹介します。独自の複合化技術や再資源化プロセスにより、プラスチック循環社会の実現を目指す企業の取り組みをまとめています。

掲載 4最終更新: 2026年6月11日

プラスチックリサイクルにおいて、複数の素材が混ざり合った「複合プラスチック」の処理は大きな課題となっています。従来の技術では、異種素材の分別に多大なコストやエネルギーがかかるため、焼却や埋め立てに頼らざるを得ないケースが多く存在していました。しかし、持続可能な社会の実現に向けて、これらの複合素材を効率的に再資源化し、環境負荷を低減する新しいリサイクル技術への需要が急速に高まっています。

本特集では、この課題に独自の技術アプローチで挑むスタートアップ4社を紹介します。分別プロセスを不要にする画期的なマテリアルリサイクル技術や、異種素材を高度に混錬・複合化して高付加価値な新素材へと生まれ変わらせる技術など、各社の先進的な取り組みに迫ります。従来の課題を克服し、資源循環を加速させる革新的なソリューションの数々をぜひご覧ください。

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株式会社esa

燃やさず・埋めず・資源に還す

「esa method」と呼ばれる独自のマテリアルリサイクル技術を展開しています。特殊なスクリューによる混錬と精密な温度・圧力制御により、従来は困難だった複合プラスチックを分別せずに安定した品質の再生ペレット「Repla」に再資源化します。ケミカルやサーマルリサイクルに比べてコストやエネルギー効率に優れ、バージンプラスチック比で最大約87%のCO2排出削減を実現します。

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2

株式会社Remare

燃やさず、埋め立てず、プラスチックを社会に貯蔵する

融点が異なる複数のプラスチックが混在していても、素材ごとの分別をすることなく成形できる独自技術を保有しています。従来は焼却や埋め立て処分されていた多様な複合プラスチックを、100%リサイクルプラスチックの板材へとアップサイクルすることが可能です。この技術により、ポリエチレンの場合で焼却処分と比較してCO2排出量を約3分の1に削減できます。

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エフピー化成工業株式会社

「環境へ配慮したプラスチックと共存する世界」の実現

独自の「乾式特殊混練製法」を用いた複合化技術に強みを持っています。巴川コーポレーションと共同開発したバイオマス複合樹脂「グリーンチップCMF」は、従来困難とされていたセルロースファイバーの樹脂への51%以上という高比率での均一分散を実現しました。これにより、石油由来樹脂やCO2の削減といった環境性能と、高強度・高耐熱性などの優れた物性を低コストで両立しています。

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4

株式会社ウッドプラスチックテクノロジー

環境にやさしい製品を低コストで提供し、プラスチック循環社会の早期実現に貢献することをミッションとしている。

東京大学発の技術を基に、木くずなどの木質バイオマスと廃プラスチックを低コストで複合化する製造技術を有しています。これらを混合・溶融してプレス成形することで、軽量かつ高耐久、低コストな新素材「ウッドプラスチック」を製造します。さらに、使用済みの製品を回収して再び再生する一貫した水平リサイクルシステムを構築している点も大きな特徴です。

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