CATALYST 特集
NK細胞がん免疫療法の注目スタートアップ特集
次世代のがん治療法として期待を集めるNK(ナチュラルキラー)細胞を用いたがん免疫療法。本特集では、独自の技術でNK細胞やANK細胞を活用したがん治療薬・療法の開発に挑む注目のバイオスタートアップを紹介します。
がん免疫療法において、がん細胞を直接攻撃する高い殺傷能力を持つNK(ナチュラルキラー)細胞を活用した治療法の開発が活発化しています。従来の免疫療法では、細胞の活性化や十分な量の確保、品質の安定化などが課題となっていました。これに対し、近年のスタートアップ企業は、独自の培養技術による細胞の活性化や、iPS細胞技術を応用した安定的な供給体制の構築、さらにはNK細胞を含む複数の免疫系を連動させるアプローチなど、多様な技術革新によってこれらの課題解決に挑んでいます。
本特集では、NK細胞がん免疫療法の領域で独自の強みを持つスタートアップ3社を紹介します。患者自身の細胞を体外で高度に活性化・増殖させる技術や、ドナー由来のiPS細胞から高品質なNK様細胞を安定的に作製する技術、そして自然免疫と獲得免疫の双方を効率的に活性化させる細胞治療プラットフォームなど、各社の独創的なアプローチと技術的な特徴を解説します。
ガイアバイオメディシン株式会社
Change the World, Save Lives with GAIA cells
他家iPS細胞由来のNK様細胞「GAIA-102」を用いたがん免疫細胞療法を開発しています。健常ドナーの細胞から作製したiPS細胞を分化誘導し、遺伝子改変を伴わずにがん細胞への攻撃力を高めたNK様細胞を製造。固形腫瘍への高い浸潤性と殺傷性を備え、品質のばらつきを抑えた「Off the shelf(既製品)」として、迅速な投与が可能な治療薬の供給を目指しています。
ガイアバイオメディシン株式会社の詳細データを見るリンパ球バンク株式会社
がんで苦しんでいる多くの人にANK療法という選択肢を知って欲しい
独自のNK細胞培養技術を用いた「ANK免疫細胞療法」を提供しています。患者自身のNK細胞を体外に取り出し、高度に活性化させつつ大量に増殖させる技術が強みです。点滴によって体内に戻されたNK細胞は、がん細胞を直接攻撃するだけでなく、患者の体内に元々存在するNK細胞をも活性化させる作用を持ち、自身の免疫力を最大限に引き出す治療を実現します。
リンパ球バンク株式会社の詳細データを見る株式会社RafJik
がん疾患に立ち向かう医療現場の医師と患者の声に耳を傾け、副作用のない最新のがん免疫療法を提供していくこと
理化学研究所発のaAVC(人工アジュバントベクター細胞)技術を用いたがん免疫治療薬を開発しています。ヒト由来培養細胞をベースに、がん抗原タンパク質の発現とNKT細胞活性化リガンドの提示を組み合わせた細胞治療薬です。静脈内投与により、NK細胞を含む自然免疫と獲得免疫の両方を連続的に活性化させ、高い抗腫瘍効果と長期の免疫記憶の誘導を目指します。
株式会社RafJikの詳細データを見る関連特集
CAR-T細胞療法開発に挑む注目のスタートアップ特集
がん治療の新たな選択肢として期待を集めるCAR-T細胞療法。本特集では、固形がんへの適応を目指す企業や、独自の遺伝子改変技術を持つバイオベンチャーなど、CAR-T細胞療法および関連する免疫細胞療法の開発に取り組むスタートアップを紹介します。
6社
神経幹細胞創薬の注目スタートアップ特集
脳神経疾患や脊髄損傷などの難治性疾患に対し、神経幹細胞やiPS細胞などの幹細胞技術を活用した創薬・再生医療の開発が進んでいます。本特集では、独自の幹細胞技術や神経再生アプローチを用いて革新的な治療法の確立に挑む、注目のバイオスタートアップを紹介します。
4社
iPS細胞由来キラーT細胞療法の開発に挑むスタートアップ特集
iPS細胞から作製したキラーT細胞(iPS-T細胞)を用いた免疫細胞療法は、がんや感染症に対する次世代の治療法として期待されています。本特集では、製造コストの低減や治療の迅速化を目指し、この革新的な技術の実用化に挑む注目のスタートアップ企業を紹介します。
2社
間葉系幹細胞の培養・応用技術に挑む注目スタートアップ
再生医療や細胞治療の分野で高い注目を集める間葉系幹細胞(MSC)。本特集では、独自の分離・培養技術を用いて高純度な幹細胞を安定供給する技術や、間葉系幹細胞を活用した難治性疾患向けの細胞医薬品開発に取り組む注目のスタートアップ企業を紹介します。
5社