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CATALYST 特集

iPS細胞由来キラーT細胞療法の開発に挑むスタートアップ特集

iPS細胞から作製したキラーT細胞(iPS-T細胞)を用いた免疫細胞療法は、がんや感染症に対する次世代の治療法として期待されています。本特集では、製造コストの低減や治療の迅速化を目指し、この革新的な技術の実用化に挑む注目のスタートアップ企業を紹介します。

掲載 2最終更新: 2026年6月11日

がん免疫療法において、患者自身の免疫細胞を用いる治療法は効果が期待される一方で、個別調製に伴うコストや時間の課題が存在します。この課題を解決するアプローチとして注目されているのが、iPS細胞から作製したキラーT細胞を用いた治療法です。健康なドナーのiPS細胞を起点とすることで、あらかじめ製造・ストックされた高品質な製剤を必要な患者へ迅速に届ける「Off-the-shelf(既製品)」型の細胞療法の実現が期待されています。

本特集では、iPS細胞由来キラーT細胞の社会実装に挑む先進的なスタートアップ2社を紹介します。各社は、免疫拒絶反応を回避して誰にでも投与可能にするための独自技術や、治療が難しいとされる固形がんへのアプローチなど、それぞれ異なる強みを持つプラットフォームを展開しています。次世代のがん治療を切り拓く、これら企業の革新的な技術アプローチに迫ります。

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リバーセル株式会社

病気になったらT細胞製剤で治療する時代を開拓する!

京都大学での研究成果である多能性幹細胞からのキラーT細胞再生技術を基盤とする企業です。健康なドナー由来のiPS細胞からがん細胞を攻撃するキラーT細胞を再生し、免疫拒絶リスクを抑えた「超汎用性」のT細胞製剤の開発を進めています。誰にでもすぐに投与できる「Off-the-shelf(既製品)」としての安定供給体制の確立を目指し、次世代のがん免疫療法の実現に挑んでいます。

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Shinobi Therapeutics

iPS細胞を用いてがん治療の課題解決を目指す企業

日米の最先端技術を融合した開発プラットフォーム「Katana」を擁する企業です。iPS細胞から高品質なキラーT細胞を大量作製する技術と、患者の体内での免疫系からの攻撃を防ぐ免疫回避技術を統合し、既製品型の細胞療法を目指します。さらに、固形がんの免疫抑制環境下でも効果を発揮する「鎧化技術」の開発も進めており、従来の細胞療法では困難だった固形がん治療への応用を図っています。

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