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CATALYST 特集

半固体電池開発に取り組む注目スタートアップ

安全性やエネルギー密度の向上に寄与する次世代電池として注目を集める半固体電池。本特集では、大学発の独自技術を活用して半固体電池の研究開発や試作開発を進める注目のスタートアップ企業を紹介します。

掲載 1最終更新: 2026年6月11日

近年、電気自動車や産業機器の普及に伴い、より安全で高性能な次世代蓄電池への需要が急速に高まっています。従来の液体電解質を用いたリチウムイオン電池は、液漏れや発火といった安全上のリスクが課題視されてきました。その解決策として全固体電池の開発が進む一方で、製造プロセスの難しさや膨大な設備投資、高コストといった実用化への高いハードルが存在しています。

こうした状況下で、安全性と量産性のバランスに優れた現実的な選択肢として注目を集めているのが「半固体電池」です。液体電解質をゲル状の半固体に置き換えることで、液漏れや発火のリスクを大幅に低減しつつ、既存の製造設備を有効活用できる点が大きな強みとなっています。

本特集では、大学発の革新的な半固体化技術を擁し、過酷な温度環境下での安定動作と、低コストかつ迅速な市場投入を可能にする注目のスタートアップを取り上げます。次世代のエネルギーインフラを支える新たな技術アプローチとその可能性を探ります。

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株式会社BIH

山形大学次世代電池研究室発のスタートアップ企業

山形大学発の技術を基に、可燃性の液体電解質を不燃性のゲル状電解質に置き換える独自の半固体化技術を開発しています。これにより液漏れや発火のリスクを抑え、マイナス40度から100度という極めて広い温度範囲での安定動作を実現しました。最大の強みは、既存のリチウムイオン電池の製造ラインをほぼそのまま転用できる点にあり、全固体電池と比較して低コストかつ迅速な量産化を可能にしています。

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