CATALYST 特集
発汗計測技術に強みを持つ注目スタートアップ
発汗計測は、自律神経活動の評価や熱中症予防、スポーツ科学などの分野で重要視されている技術です。本特集では、独自の換気カプセル型発汗計を開発する大学発ベンチャーや、発汗時の計測課題を解決する導電性繊維技術を持つスタートアップを紹介します。
発汗は、体温調節を目的とする「温熱性発汗」と、緊張やストレスによって生じる「精神性発汗」に大別され、ヘルスケアやメンタルヘルス、労働安全などの多様な分野で重要な生体指標として注目されています。しかし、従来の発汗計測においては、周囲の環境湿度による影響を受けやすい点や、計測機器の装着感が日常生活や作業の妨げになる点などが技術的な課題となっていました。
近年、これらの課題を克服するため、高精度なセンシング技術や、日常的に着用可能なウェアラブルデバイスに適した新素材の開発が急速に進んでいます。特に、発汗の質を正確に区別して捉える技術や、身につける人の快適性を損なわない素材技術は、実用化に向けた重要な鍵となります。
本特集では、発汗計測および生体情報の取得において独自の強みを持つスタートアップ2社を紹介します。環境変化に左右されずに精神性発汗を正確に捉えるセンシング技術や、金属を使わずに繊維そのものに導電性を持たせるコーティング技術など、次世代のヘルスケアやモニタリングを支える先進的なアプローチに迫ります。
株式会社SKINOS
信州大学発のベンチャー企業
株式会社SKINOSは、体温調節のための温熱性発汗と、ストレスによる精神性発汗を区別して高精度に計測できる独自のセンシング技術を有しています。コア技術である「換気カプセル型差分法」により、環境の湿度変化に影響されない連続的かつ定量的な計測を実現。熱中症リスクの検知からメンタルヘルスのモニタリングまで、幅広い応用を可能にしています。
株式会社SKINOSの詳細データを見る株式会社AI-SILK
自由な未来、紡ぐ力に。
株式会社AI-SILKは、染色技法を応用して繊維の内部まで導電性高分子を浸透させる独自のコーティング技術を展開しています。金属を一切使用せず、シルクやポリエステルなどの風合いや柔軟性を維持したまま、高い導電性、耐久性、安全性を実現。ウェアラブルな生体信号計測において、装着感や快適性を損なわないデバイス開発への貢献が期待されます。
株式会社AI-SILKの詳細データを見る関連特集
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2社
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2社