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CATALYST 特集

カーボンナノチューブ関連技術を持つ注目スタートアップ

優れた導電性や強度を持ち、次世代の革新素材として期待されるカーボンナノチューブ(CNT)。本特集では、高品質な単層・多層CNTの製造や量産化技術の開発、さらにはCNTの性能を引き出す分散・混合などの中間処理技術に強みを持つ注目のスタートアップ企業を紹介します。

掲載 3最終更新: 2026年6月11日

カーボンナノチューブ(CNT)は、優れた導電性や強度、軽量性を備えた革新的な素材として期待されています。しかし、その実用化に向けては、CNT同士が強い分子間力によって凝集しやすいという性質があり、素材を均一に分散させることが極めて困難であるという大きな技術的課題が存在していました。また、高品質な素材を安定して量産することや、顧客が扱いやすい形態で提供することも、社会実装を阻む障壁となっています。

本特集では、こうしたCNTの課題を独自の技術力で克服し、実用化を推進するスタートアップ3社を紹介します。高品質な単層CNTの製造と独自の分散技術を組み合わせるアプローチ、製造装置の自社開発による量産と直接的な形状加工の実現、さらには分子間力を制御することで工業レベルの均一分散を可能にする技術など、各社が異なるアプローチでCNTの可能性を切り拓いています。素材のポテンシャルを最大限に引き出し、多様な産業への応用を可能にする最先端の技術動向に迫ります。

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株式会社名城ナノカーボン

究極のカーボンをつくり、未来を切り拓く

独自の製造法「eDIPS法」により、世界最高水準の品質を誇る高純度・高結晶な単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を開発・製造しています。同社の強みは、この高品質な素材製造に加え、特許を持つ独自の「分散技術」を保有している点です。顧客が使いやすいインクやペーストの形態で提供することで、素材が持つ優れたポテンシャルを具体的な顧客価値へと転換し、実用化を支援しています。

株式会社名城ナノカーボンの詳細データを見る
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株式会社カーボンフライ

エグゼキューションで時代を未来へ。

独自開発の製造装置「Caltema®」を用い、純度99.8%でサイズが均一な高品質カーボンナノチューブ(CNT)の量産を実現しています。最大の特徴は、生成されたCNTを直接、繊維やフィルム状に加工できる技術力にあります。これにより、従来のCNT利用において最大の障壁であった分散性の課題を根本から解決し、多様な用途への展開を容易にしています。

株式会社カーボンフライの詳細データを見る
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ナノサミット株式会社

素材の革新による新・産業革命の中核を担うこと

CNTの実用化における最大の障壁である凝集問題を、独自の「分子間力コントロール」技術によって解決しています。CNTを素材の中で大量かつ安価に、高度に均一分散させることを工業レベルで実現しました。これにより、CNTの塗料化や他素材との均一な複合材料開発が可能となり、発熱シートや導電性繊維といった高機能製品の創出につなげています。

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