特集一覧へ

CATALYST 特集

スマート陸上養殖の注目スタートアップ特集

水産資源の枯渇やタンパク質不足といった課題に対し、ICTやAI技術を活用して効率的な生産を行うスマート陸上養殖が注目されています。本特集では、ゲノム編集やIoT技術を用いた次世代養殖システムや、水槽管理を自動化する技術を持つ注目のスタートアップ企業を紹介します。

掲載 2最終更新: 2026年6月11日

近年、水産資源の減少や気候変動への対応策として、環境負荷を抑えつつ安定的な生産が可能な「陸上養殖」への注目が高まっています。しかし、従来の陸上養殖は水質管理や給餌、設備維持に多大な労力とコストがかかる点が大きな課題となっていました。この課題を克服するため、IoTやAI、さらには最先端のバイオテクノロジーを掛け合わせた「スマート陸上養殖」の取り組みが急速に進展しています。

本特集では、独自のテクノロジーを駆使して陸上養殖の効率化や生産性向上に挑む注目のスタートアップを紹介します。海外の先進的なノウハウを取り入れ、センサー監視や自動給餌によって劇的な省人化を実現するシステムや、ゲノム編集技術による超高速の品種改良とスマート養殖を融合させ、生産効率を極限まで高めるアプローチなど、持続可能な水産資源の確保に向けた革新的な挑戦に迫ります。各社がどのように技術を応用し、従来の養殖業のあり方を変革しようとしているのか、その最前線をご覧ください。

1

株式会社A-CUL

アワビ絶滅危機”を救うスマート養殖誕生。ICT技術など活用で、1人で50台の水槽管理を実現。排水等の活用でノリ、ナマコの養殖も可能に

ICT、IoT、AIを融合したスマート養殖システムを展開する企業です。水槽内のセンサーで水温や水質を常時監視し、データに基づいて給餌を自動制御することで、従来は12人必要だった50台の水槽管理をわずか1人で行える劇的な省人化を実現しました。オーストラリアの成功企業のノウハウを国内環境に最適化し、高い生産性とコスト競争力を両立させています。

株式会社A-CULの詳細データを見る
2

リージョナルフィッシュ株式会社

いま地球に、いま人類に、必要な魚を。

京都大学由来のゲノム編集技術と、AIやIoTを活用したスマート陸上養殖技術を融合させている企業です。ゲノム編集により、従来は30年を要した品種改良を2〜3年に短縮し、高成長や高水温耐性を持つ魚を開発。この魚をスマート陸上養殖システムで効率的かつ安定的に生産することで、生産性の最大化と持続可能な水産資源の供給を目指しています。

リージョナルフィッシュ株式会社の詳細データを見る

気になる企業は見つかりましたか?

CATALYSTでは、この特集に掲載した企業を含む国内スタートアップの事業内容・資金調達データを 検索・比較できます。

スタートアップを検索する

関連特集

アクアポニックスの注目スタートアップ特集

水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型農業「アクアポニックス」に取り組む注目のスタートアップを紹介します。持続可能な食料生産や環境負荷の低減、福祉との連携など、社会課題の解決に挑む企業の取り組みをまとめています。次世代の農業・水産業を担う企業の技術やビジネスモデルをご覧ください。

3

ゲノム編集による品種改良に挑む注目のスタートアップ特集

食糧問題の解決や気候変動への適応を目指し、ゲノム編集技術を活用した品種改良に取り組むスタートアップを紹介します。水産物や農産物、微生物などの分野において、従来の交配育種よりも高速かつ精密な品種改良を実現し、持続可能な一次産業の発展に貢献する企業の取り組みをまとめました。

6

保育午睡チェックセンサーの注目スタートアップ特集

保育現場における乳幼児の午睡(お昼寝)時の安全管理と保育士の業務負担軽減に向け、IoT技術を活用した午睡チェックセンサーが注目されています。本特集では、センサーやAIを用いてSIDS(乳幼児突然死症候群)対策や自動検温、記録の自動化を支援する注目のスタートアップ企業を紹介します。

1

大気から飲料水を生成する技術(AWG)を持つ注目スタートアップ

深刻化する水不足や災害時の水源確保といった課題に対し、空気中の水分から安全な飲料水を生成する「大気水生成(AWG)」技術が注目されています。本特集では、独自の技術を用いて空気から水を創り出すシステムを開発・提供する、持続可能な社会の実現に貢献するスタートアップを紹介します。

2